San Sebastianの3つ星レストランAKELARE(アケラレ)

スペイン・バスク地方の小さな町San Sebastian(サン・セバスチャン)は、3つ星ミシュランを冠するレストランが世界で最も多い美食特区です。旅の目的が「食」の私たち、もちろん渡航前に3つ星の名店AKELARE(アケラレ)をオンライン予約しました。

サン・セバスチャン市街から、高台の上にそびえるアケラレまでは、車で移動です。

ちょっと脱線しますが、海外旅行時の移動について一言。滞在先では、ドライブすると行動範囲がぐっと広がります。国際運転免許証は、最寄りの免許センターなどで30分程度で簡単に発行してもらえます。有効期限は1年間と短いので、旅行のたびに取得し直す必要がありますが、車があれば、旅程も自由に調整できます。主に夫が運転しますが、東京ほど混み合った複雑な道路はほとんど無いので、日本で運転しない妻も積極的に運転します。あとはスマホでGoogle mapのナビを使えば、もう怖いものなし!インターネット接続がなくてもオフラインで使えるので、事前に行き先の地域の地図をダウンロードしておけば万全。便利な時代になったものです…

今回は、Europcarで日本からオンライン予約しました。最初に到着したバルセロナ市内でレンタルし、中世の面影が残る地方都市サラゴサ、ワイン産地リオハ、アートの町ビルバオをドライブしながら、最終目的地サン・セバスチャンまで移動。帰国時はビルバオ空港で返却しました。スペイン国内ならどこでも返却できて便利です。

さて、サン・セバスチャン市内の喧騒から離れ、山道をぐるぐるのぼっていくと、ようやく看板が見えてきました。胸が高鳴ります…!

アケラレは創業40年を超える老舗ですが、抜群の景色はもちろん、建築やインテリア、食器もモダンで美しく、ため息がでます。併設のホテルもいつか泊まってみたい…
エントランスの先に広がるのは、穏やかなビスケー湾。
エントランスを抜けて階段を降りていくと
前席からビスケー湾が一望できます。各テーブルにはミニ盆栽が!遠く離れた土地で日本を感じ、感動。
メニューの最初に書かれたシェフのPedro Subijana氏のメッセージを読み、はるばる訪れたのだから全力で味わいたい!と鼻息荒くしていたところ、1人ずつ異なるコースを選べると聞き、夫は旬の食材をふんだんに使ったMenu Aranori、妻は伝統の味を楽しむMenu Los Clasicos de Akelarreを選択。いずれも230€で15品ほど。

さらに、帰りの運転は夫に任せて、妻はコースに合わせたワインペアリングを追加しました(100€)。
今回の旅で最も高価な食事でしたが、1皿1皿に物語があり、手をつけるのをためらうほど繊細で美しく、遮るもののない青い空と水平線を眺めながら頂く料理の数々は、口福・眼福の極みでした。

結婚記念日&夫の誕生日が近いことを事前に伝えていたので、最後にお祝いのデザートを頂けたのも良い思い出に。


食後に、海にせり出したテラスでしばし食休みをしていたら、なんとシェフのPedro氏が散歩されていたので、思い切って声をかけて、記念写真を撮ってもらいました。
バルセロナで訪れたDisfrutarもそうでしたが、スペインの名店で楽しむコース料理は品数が多く、食べ終えるのに半日がかり。私たちはDisfrutarもAKELAREもランチで訪れましたが、食べ終えたのは夕方でした。

スペインは食事の時間が遅く、ランチは13時〜、ディナーは20時〜が多いです。ピンチョスツアーで知り合ったカナダ人のご夫妻は、ディナーに行ったら食べ終えた時には24時を回っていたと言っていました。
ランチでもフルコースが楽しめますし、明るい時間帯で美しい眺望を堪能でき、ゆとりを持って楽しめるのではないかと思います。

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