美食の町San Sebastian(サン・セバスチャン)で最初にやるべきはピンチョスツアー!



今回の旅の目的地、San Sebastian(サン・セバスチャン)は、スペイン・バスク地方の小さな港町ですが、ミシュランの星を掲げるレストランが居並ぶ世界屈指の美食のまち。

バスク語はもちろん、スペイン語もちんぷんかんぷんな我々は、短い滞在期間でも存分に楽しむため、到着初日の夜にまずPintxo Tour(ピンチョスツアー)に参加しました。日本からオンライン予約したツアーは、サン・セバスチャンの老舗ホテルMaria Cristina(マリア・クリスティーナ)が運営するグルメ発信基地MIMO San Sebastianで、毎日2回ランチとディナーで開催されています。

日が傾き始めた18時半(スペインの夏は22時頃ようやく日が暮れる)、約束の場所に行くと、ツアーガイドのヴェロニカさんが満面の笑顔で出迎えてくれました。

ツアーの参加者は、我々のほかに、バンクーバーから来たご夫婦とアイルランドから来たご夫婦の計6名。説明もそこそこに、さっそくバルがひしめく旧市街へ繰り出します!
ピンチョスツアーで学んだこと。

①1カ所のバルで長居しない。名物の1品を楽しんだら次の店へ!5軒6軒あたりまえ。
ツアーでも18時半〜22時過ぎまでに6軒はしごしました。
②店頭に並べられた美味しそうな数々のピンチョスは、実は名物メニューではない。
魂の1品は黒板に書かれている!(しかもバスク語で。Google翻訳も未対応。泣)
日本でも知られているピンチョスとは、スペイン全土で作られるものではなく、バスク地方限定のもの。
その他の地域で作られるものは、Tapas(タパス)と呼ぶそうです。どれもこれも想像をはるかに超えた美味しさで、美味しいー!ウマーイ!の連発。食べ慣れた日本食のようにどこか懐かしい味わいで、出汁や旨味から来るコクを感じます。
④美味しいバルかどうかは床にペーパーナプキンが散乱しているかどうかでチェック!
お客さんでごった返すバルのカウンター下には、使用済みペーパーナプキンを捨てる雨どいのようなものが付いています。ペーパーナプキンがあふれていたら、名店の証。
ガイドのヴェロニカさんが手際よく各店の勝負メニューを注文、それに合ったお酒も振舞いながら、お料理や文化について説明してくれます。
ツアー終了後は、その日のうちに訪ねたバルや注文したメニュー、近隣のおすすめバルなどをメールで送ってくれます。バスク語・英語で丁寧に説明してくれるので、翌日以降に自分たちでバルホッピングした時にも参考になりました。

ツアーで訪ねたバルと注文したメニューは下記の通り。

Bar Sport (Fermin Calbeton Street)
o   Txipirón con vinagre de Modena y salsa de ajo y perejil – Baby squid with Modena balsamic vinegar and parsley and garlic sauce
o   Txistorra - Fresh Sausage with paprika, pork, and garlic
o   Drink: White Basque wine from Getaria - Txakoli 

Casa Urola (Fermin Calbetón street)

o   Vieira en salsa ajoblanco - Scallop in ajoblanco sauce

o   Gilda- First Pintxo ever made in SS (Anchovies, Guindilla, and 2 olives)
o   Drink: White wine Verdejo grape from Rueda Region.

Astelena (In the corner of the Constitution Square)
o   Carrillera Ibérica  - Iberian cheek 
o   Calamares con mayonesa de tinta – Calamari with inked mayonnaise
o   Drink – Verdejo Wine from Rioja, White Wine

Txuleta (off 31 de Agosto street)
o   Pintxo de Txuleta – T-Bone Steak on a Pintxo.
o   Jamón Ibérico de Bellota  100% - 100% Iberian Bellota Ham
o   Drink: Red wine, 12 Tablas from Ribera del Duero wine.

Sirimiri (by Santa María Church at Mayor Street) 
o  Cordero hecho a baja temperatura - Lamb cooked low temperature
o  Rissoto con queso Idiazabal y shitakes - Rissoto with Idiazabal cheese and shitakes 
o   Drink: Red Wine, Crianza from Ribera del Duero.

La Viña (31 de Agosto street)
o   The best cheesecake from the city (or even the world!) 
o   Drink: Sweet sherry wine, Pedro Ximénez 

コンパクトなバルストリートを抜ければ、そこは港。
周りを見渡せば、バルで働く人も、訪れる地元の人も、観光客も、大人も子どもも、みんな笑顔!美しく長い夕暮れ時に、遠浅のビーチを散策したり、思い思いにゆったり過ごしています。

また戻ってきたい、と強く思わせる魅力的なまち。それがサン・セバスチャンでした。


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